業務システムのサーバーOSにAlmaLinuxを選ぶ理由
業務システムのサーバーOSにAlmaLinuxを選ぶ理由
Webシステムを外注するとき、サーバーのOS(基本ソフト)が何かを気にする方はまずいません。ですが、OSはシステムが動く「地面」です。地面の寿命が尽きれば、その上のシステムは無事でも引っ越し(作り直しや移設)が必要になります。
当社は、ご指定のない限りサーバーOSにAlmaLinux(アルマリナックス)を採用しています。この記事では、その理由をご説明します。
AlmaLinuxとは
AlmaLinuxは、企業向けの商用Linuxとして世界的に使われているRed Hat Enterprise Linux(RHEL)と互換性を持つ、無償のサーバーOSです。長年、企業サーバーの定番だったCentOSというOSの実質的な後継として生まれ、世界中の企業サーバーで使われています。
「商用Linuxと同じ作法で動く、ライセンス費用のかからないOS」と考えていただくと近いです。
AlmaLinuxを選ぶ4つの理由
1. 長期サポート——約10年使い続けられる
AlmaLinuxは、各バージョンがおよそ10年間サポートされる方針で運営されています。セキュリティの修正が長期間提供され続けるため、頻繁な入れ替え作業に費用をかけずに済みます。数年ごとにOSの寿命で大工事になる、という事態を避けられます。
2. 商用Linux譲りの安定性
企業の基幹サーバーで鍛えられてきたRHEL系の作りをそのまま受け継いでいるため、安定性は折り紙付きです。業務システムは止まらないことが最優先。派手さより堅実さでOSを選んでいます。
3. ライセンス費用がかからない
無償で利用できるため、サーバーの維持費用を抑えられます。浮いた費用は、お客様固有の機能開発に回すべきというのが当社の考えです。
4. 情報と技術者が豊富
RHEL系OSの管理ノウハウはそのまま通用するため、世の中に情報が豊富で、当社以外の技術者でも扱えます。特定の会社や個人にしか触れないサーバーにしないことは、お客様のリスク管理として重要です。
他の選択肢と比べると
| 選択肢 | 特徴 | 当社の見方 |
|---|---|---|
| AlmaLinux | RHEL互換・無償・長期サポート | 業務システムの標準として最適 |
| 商用RHEL | 手厚い商用サポート付き。有償 | 大企業の基幹系では合理的。中小規模ではAlmaLinuxで十分なことが多い |
| Ubuntu | 広く使われる無償OS。こちらも有力 | 優れたOSだが、当社はRHEL系の運用ノウハウ蓄積を生かせるAlmaLinuxに統一 |
| Windows Server | Windows環境との親和性。有償 | ライセンス費用がかかるため、Webシステム用途では採用理由がある場合のみ |
どれも悪い選択肢ではありません。大事なのは「なぜそれを選ぶのか」を説明でき、選んだものを扱い慣れていることだと考えています。
当社自身もAlmaLinuxで運用しています
当社は自社のサーバー群をすべてAlmaLinuxで統一し、監視ツール(Zabbix)による監視基盤とあわせて日々運用しています。お客様にお勧めしているものを、自分たちが毎日使い、癖も落とし穴も知り尽くしている——それが「扱い慣れた標準構成」の意味です。
まとめ
サーバーOSは目立たない存在ですが、システムの寿命と維持費を左右します。当社は長期サポート・安定性・費用・情報量のバランスから、AlmaLinuxを標準としています。
当社の技術選定の全体像は「Webシステム開発の標準構成」でご紹介しています。
これまでの開発事例は 制作実績 でご紹介しています。
