制作実績
Case Study宇宙開発企業様の月面探査車 疑似運転体験IoTシステム開発
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実績内容
宇宙開発企業様は、開発された月面探査車を展示会や博覧会に出展されていました。しかし、来場した小学生たちに実機を「見せる」だけでは、その凄さがなかなか伝わりません。「子供たちに探査車を体験してもらえる仕組みが欲しい」──それが今回のご依頼の出発点でした。
そこで当社は、探査車に搭載されたESP32マイコンとWebをリアルタイム通信させ、来場者がその場で疑似運転を体験できるIoTシステムをご提案しました。操作端末はiPad専用に絞り込み、画面の十字キーに触れるだけで探査車が動く、子供たちがゲーム感覚で楽しめる操作UIに仕上げています。
技術面で挑戦だったのは、探査車のカメラ映像の伝送と操作コマンドの受信という2つのリアルタイム処理を、1個500円ほどの小さなマイコン(ESP32)で同時にこなすことです。決して高性能とは言えないハードウェアで映像を届けながら遅延なく操作に反応させるため、通信処理の工夫とチューニングを重ねました。おかげで来場者は、探査車が捉えた映像を見ながらストレスなく操縦を楽しめます。
さらに、展示会では「1台のiPadに1台の探査車」をペアにした構成で、3台の探査車の同時操縦を実現しました。子供たちが並んで一緒に体験できるため、順番待ちのストレスを減らしつつ会場の熱気を生み出します。
開発の進め方にも段階を設けました。序盤は当社の開発用環境で実装とテストを進め、実機の探査車が必要になる仕上げの段階では、お客様と顔を合わせながら実機での動作確認と調整を行いました。宇宙機器レベルのハードウェアとWebをつなぐ開発を、着実に進めるための工夫です。
こちらは開発中の動作テストの様子です。iPadの十字キーで実機を操縦しながら、探査車のカメラ映像がリアルタイムに手元へ届いているのが分かります。
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開発期間
約2ヶ月 -
費用
50万円〜設計・開発・iPad用操作UIの実装を含みます。
※現地セットアップ・展示会当日のサポートは含みません。 -
結果
展示会当日は、疑似運転を体験しようとする子供たちの行列ができました。実機を「見せる展示」から、自分の手で動かせる「体験できる展示」に変わったことで、来場者の反応は大きく変わりました。
このシステムはその後の展示会でも継続してご利用いただいており、展示のたびに子供たちに月面探査車の凄さを伝え続けています。
